前回の設計編6では天井パネルの作り方を説明しました。

今回は買い出し編です。実際に買ったものと金額をまとめました。
買ったものの写真とレビュー
買ったものです。写真は拡大できます。
前回の設計編6では天井パネルの作り方を説明しました。
今回は買い出し編です。実際に買ったものと金額をまとめました。
買ったものです。写真は拡大できます。
SK11 替え刃式のこぎり
車の整備用品でよくSK11の製品を買ってるのと、他の替え刃式のこぎりよりかなり安かったので買いました。普通に使えて特に不満はなかったです。一応、各社の替え刃に対応しているらしい。
SK11 糸鋸
ダメでした。スプリング式でかなり力を入れないと刃の装着ができないので、ドリルで開けた小さな穴に糸鋸の刃を入れて本体に装着!がやりにくいです。頑張って刃を装着しても、ちょっと変な力がかかると割と簡単に外れてしまってまたやり直しです。イライラします。金具等でしっかり本体に固定できるタイプの糸鋸の方がいいかも。
養生テープ 透明 38㎜x25m
ドアと窓周りでグラスウールの端っこ(耳)を躯体に貼りつけるのに使いました。開け閉めや風でめくれたりしないように。あと、床との境目の部分は掃除のときとかにこすれたりするので保護として。38㎜幅はツーバイ材の幅にぴったりで使いやすいです。内壁を作るつもりの方は必要ないです。合板を切るときに、切断面のささくれを防ぐのにも使えるかも。
隙間テープ
D字タイプのものを探しました。ホムセンではちょっと大きめの黒いゴム製のものが切り売りしていて、10㎝で40円ほどと高かったので、Amazonで買いました。両面テープの粘着力もしっかりしているし、厚さが6㎜あるので、ドアを押しつければ結構密着してる感じがします。安いのでおすすめ。ドアだけだと隙間ができますが、戸当り+テープで音漏れはかなり防げます。
10㎝の物差し(うちの地方では物差しと呼ぶ)
ギターの弦高を測るために買ったもので、防音室とは関係ない私的な買い物です。盛り上がったピックアップの部分を押すと反対側がてこの原理で持ち上がって拾いやすくなります。平らな机などに置いた後、なかなか取れなくなるじゃないですか!!ギタリストは爪が短いので地味に便利です。手袋をしてても拾えます。
私的な買い物や、買ったけど使わなかったもの、全く役に立たなかったものは写真に写っていても、下記の買い物リストからは除外しています。
3ftのツーバイ材は在庫処分で安かったから買っただけで、特に意味はないです。6ft材を一本買って半分に切るのと同じです。タイルカーペットは大きなホームセンターでないと売ってないかも。
買ったもの | 小計金額 | 個数 | 単価 | 場所 |
タイルカーペット TG-1707SP 16枚入り | 4,840 | 1 | 4840 | ホムセン |
針葉樹構造用合板(サブロク、12㎜厚) | 11,300 | 10 | 1130 | |
ツーバイフォー材 3ft(端材が安かった) | 300 | 2 | 150 | |
ツーバイフォー材 6ft | 12,753 | 39 | 327 | |
SK11 替え刃式のこぎり 260 | 1,012 | 1 | 1012 | |
紙やすり #180 | 99 | 3 | 33 | |
手袋 タフレッドスリム Mサイズ | 217 | 1 | 217 | |
アルミコーナークランプ TRD-75CC | 767 | 1 | 767 | |
トンカチ 角型箱槌 18㎜ | 712 | 1 | 712 | |
曲尺 小型 日曜大工用 15×30㎝ | 294 | 1 | 294 | |
ブラウン蝶番 102㎜ | 385 | 1 | 385 | |
ブラウン蝶番 76㎜ | 264 | 1 | 264 | |
丸釘 N50 500g 約180本 | 239 | 1 | 239 | |
丸釘 N90 500g 約60本 | 717 | 3 | 239 | |
丸釘 N75 500g 約90本 | 239 | 1 | 239 | |
丸釘 N45 500g 約260本 | 478 | 2 | 239 | |
工作用タッカー 専用針 | 200 | 2 | 100 | ダイソー |
工作用タッカー 本体 | 300 | 1 | 300 | |
0 | ||||
木工用ドリルビット 3㎜ | 100 | 1 | 100 | ダイソー |
木工用ドリルビット 5㎜ | 100 | 1 | 100 | |
木工用ドリルビット 6㎜ | 100 | 1 | 100 | |
グラスウール10k 430x50x2880mm 24枚 | 6,545 | 1 | 6545 | ホムセン |
杉 野縁材 30x40x1820mm | 822 | 6 | 137 | |
赤松 垂木材 45x45x1985mm | 1,056 | 3 | 352 | |
養生テープ 透明38㎜x25m | 250 | 1 | 250 | |
EB-SK11 糸のこ ECS-1 | 313 | 1 | 313 | |
隙間テープ、防音パッキン 5mx2本 | 909 | 1 | 909 | Amazon |
杉 野縁材 30x40x1820mm 4本 | 619 | 1 | 619 | ホムセン |
引き回しのこ | 453 | 1 | 453 | |
掛け金 ネジ付き 45mm | 129 | 1 | 129 | ホムセン |
合計(税抜き) | 46,512 | |||
合計(税込み) | 51,163 |
以下のものは元々持ってたので新しくは買いませんでした。合計金額にも入ってません。持っていない方は購入を検討してください。
・メジャー
・カッターと替刃
・ドライバー(ビット式でダイソーの木工ドリルビットがハマって便利だった)
・パイプ椅子(踏み台の代わり。左右のバランスが悪くて危ない思いをした…)
・大きめのクランプ(私は100㎜のものを一回だけ使いました。なくても大丈夫だったけどちょっと楽できた。今回買ったコーナークランプは75㎜までしか挟めないので…。)
・木工やすり (木材が真っ直ぐ切れなかった時の調整用。紙やすりで削るのは時間がかかりすぎるので、金属製のやすりでゴリゴリいきましょう。ホムセンのカットサービスを使わず自分で切るならあった方がいいです。)
以下のものは無しで済ませたものです。必要だと思う方は以下略
・ドアを閉まった状態で固定するもの
窓には掛け金を付けたけど、ドアは何もつけてません。寸法ぴったりでキッツキツなので必要なかった。私が買うとしたら、ホムセンには売ってなかったタイプですが、Amazonで良さそうなのがありました(下記)。ドアノブやグレモンハンドルをつければいいんですが、施工が大変だし、ドア周りの作り方を変える必要があるかも。
・ドアの取っ手
私は端材で作ってごまかした。ホムセンでは400~500円位で売ってました。
・内壁材と天井材
断熱材がむき出しです。有孔ボードとか貼ったらめっちゃオシャンティ。
・天井枠施工時の金物
金物で材を支えてもらい、その隙にねじ止めしたい方
・床材
私はタイルカーペットのみです。掃除機を持ってないので、掃除が楽な毛足の短いタイプを選びました。厚くてふわふわした感じのやつも売ってました。ネットよりホムセンで買った方が安そう。
床も防音したい方は、防音・防振マットを敷いたり、床パネルを追加で作るなどして下さい。
私はコーススレッドを使わず、釘とトンカチだけでやりました。固定力自体は釘の方が高いみたいですが、コーススレッドを使う方が楽な上に静かです。コーススレッドを打つのにインパクトドライバーが必要になりますが、ホームセンターで一泊二日300円とかで借りられます。ネットのレンタルサービスを使ってもいいかも。レンタルで先端のビットが付属しない場合は自分で用意しましょう。DIYに慣れてる友達がいれば、道具持ち込みで手伝いにきてもらうとめっちゃ楽です。
私は木材を全部手動で切りましたが、材料を買えばホームセンターの工作室利用料や、機械でのカットサービス料が割引or無料になったりとかもあります。材料が真っ直ぐ切れていると、施工も楽で早いです。現場で実物を見て長さを合わせる必要がない材料(パネルの枠材とか)では特に有効ですのでご検討ください。
多少の追加料金を入れても、6万円あればタイトル通り防音室は作れそうかな?
ツーバイフォー材は品質にかなり差があります。例えばヤニがべったり付いていたり、やたらと反っていたりねじれていたり、大きな割れや節の欠落した穴があったりします。中には「これはどう考えても売り物にならんじゃろ… 」みたいなのもあります。私のやり方ですが、木材を選ぶときは、合板などの真っ直ぐなものをカートの上に置き、その上でツーバイ材を転がしつつ、材と目線を合わせて曲がっていないかをチェックしました。
私が買いに行ったお店は80本くらい在庫があって、その中から40本ほどを買ってきました。素人判断ですが、めっちゃきれいなものが1割、そこそこの物が2割、まぁこの位なら…っていうのが2割、残りの5割は あっ…(察し)
なので、ツーバイ材は在庫のたくさんある大きなホームセンターで買った方がいいと思います。買いに行ったタイミングが悪いと、在庫がそもそも少なかったり、他の人が選ばなかった残り物ばかりということも…。特にトラックを借りるつもりの方は、他のホームセンターをはしごするのはめんどくさいですよね…
あと、お店で木材をチェックした時点で、反りや曲がりの少ないものとそうでないものが分かるようにしておくといいです。分けてカートに積んだり、紐でくくったりとか。反りの少ないものを精度が欲しいパネル枠の外側に使って、どうでもいいところは汚い材を使ったりと、使い分けることができます。まさに適材適所(ドヤァ)。適当にごちゃまぜで持って帰ってくると、家でもう一度材を調べなおすのはめんどくさいです。
次回の製作編1では、買ってきた材料を実際に組み立てていきます。こちらのリンクからどうぞ。