前回の設計編5では壁パネルどうしの結合方法を説明しました。

今回の設計編6では天井(屋根)パネルの作り方を説明します。
天井(屋根)パネルの作り方
これまではパネルの枠を先に作ってきましたが、天井パネルの場合は空中に材を保持しながらネジ打ちは難しいです。よほどマッチョな友人がたくさんいないと無理でしょう。なので4面の壁パネルに少しづつ天井の枠材を追加していくビルトイン方式で行きましょう。…ん?ビルトインだと逆の意味か?w

4枚の壁パネルのうち、パネル結合用の補強材をつけなかった二枚については、ツーバイフォー材を切らずにそのまま施工できます。買ってきてそのままの材料どうしなので、反りやねじれがなければ長さもぴったり同じのはずです。見た目重視で壁パネル幅を1820㎜に切った方は、ここでも材を切る必要があります。
材は89㎜の広い面が見える向きにつけましょう。この89㎜分が断熱材の厚さになります(壁のときと同様)。基本的には壁パネルと天井枠材の上端を合わせればいいです。もし4つの壁パネルで高さに大きく差があったりした場合、ここで天井材の高さを調節することで、誤差を吸収できるかも?
一人作業等で、空中で材を保持しつつ釘打ちするのが難しい場合、端材やL字金物などを使って代わりに支えてもらいましょう。シンプソン金物と呼ばれるツーバイフォー材専用の固定金物もあります。

他の二枚のパネルについては、先に取り付けた天井枠材が干渉するので、切らなければ入りません。切る長さは事前に計算できますが、現場合わせの方がいいです。

4本つけ終わると左図のようになります。右図は真ん中の天井枠材も入れたところです。これが合板と断熱材の下地材になります。


ここまでできたら後は壁の内側に断熱材を入れて完成です。断熱材の施工は簡単なので、製作編で紹介しようと思います。
次回からは買い出し編の始まりになります。実際に買った材料や工具、金額などをまとめています。こちらのリンクからどうぞ。
