2畳で6万円 自作防音室の作り方 設計編3 ドア

前回の設計編2では、壁パネルの作り方を説明しました。

2畳で6万円 自作防音室の作り方 設計編2 壁パネル
前回の設計編1では、求める防音性能や、防音室の工法を検討しました。楽に安く作るため、ツーバイフォー工法を採用し、材料をなるべく切らず、外寸1.9メートル四方くらいの防音室を作ることに決めました。床と内壁は設けずに一旦作ってみて、足りなけれ...


今回の設計編3では、ドアの作り方を説明します。

ドアの作り方

ドアの大きさについて

私はどうしてもリクライニングチェア(幅が700㎜ある)を防音室内で使いたかったので、合板一枚(455㎜×2グリッド)くらいの大きさのドアにしました。ドアや窓などの開口部は防音の弱点になるので、小さい方がいいです。小さい分軽くて、施工も楽で強度も高いです。使える蝶番の種類が増え、安くて小さいものでもOKになります。
ミニマリストなのに、こんなにでかくて邪魔なリクライニングチェアを持っているのは自分への戒めです。そのうち別の記事で書くことがあるかも…。

大きな家具などを防音室内に入れる必要がないなら、1グリッド(455㎜)幅のドアでもいいかもしれません。それか、小さな窓を下の方につけて、匍匐前進で窓から入るのもスニーキングミッション感があって楽しいかも。大人の秘密基地的な。

木材は湿気や温度によって収縮しますし、ドアは可動部である以上、隙間をゼロにすることはそもそもできません。なので防音性を高めようと無理にギリギリの寸法で作る必要はないです。多少隙間ができても、戸当たりとパッキンで塞ぐことができます。戸当たりのことはまた後で書きます。

ドアのある壁パネルの作り方

自作防音室 ドアの作り方

壁パネルの中の枠材を一本減らしてドアの入る空間を作り、その分ドアの支点部分の枠を補強します。補強材は枠材と同じツーバイ材です。ドアの枠材は45㎜角の松材を使いました。
ドアの位置や開く方向は好きでいいと思います。蝶番がパネルの外側に来る方が、隣のパネルとの結合部分と一体になって、強度が出ると思います。この場合、補強材はいらないかもしれません。(私は入れてないですが、今のところ問題ないです。)

本来のツーバイフォー工法では、ドアが入るところの床部分の枠はつけないみたいですが、今回はつけたままにします。強度が上がるし、これがないと音が駄々洩れになります。後からつける戸当りとパッキンを固定する下地材にもなります。

合板を切るときの寸法は現物を見て合わせた方がいいかも。切りすぎると合板が無駄になるか、下地材を追加して穴を塞ぐ必要があって面倒です。逆に大きすぎるとドアの開閉に支障が出ます。

詳しく知りたい人向けのクッソ細かい解説
下の写真でいうと、左に張った合板の右端が、今は蝶番の幅の4分の1ぐらいの位置にあります。この辺が支障なく開閉できるギリギリの位置です。
合板がもう少し右だと、ドアは途中までは開くけど、ある地点で引っかかってしまいます。ある地点とは合板の厚み(12㎜)部分がドア枠に干渉する地点ですね。
さらに合板が右に行って、蝶番の真ん中を超えた場合、ドアは閉めた状態から全く開かなくなります。(当たり前だよなぁ…)
なら安全を見て、もっと左の方にすれば?ともーじゃん?その場合、合板の端がドアの外枠(45㎜角の材)からはみ出てしまい、縦に隙間の開いたドアができてしまいます。まぁ穴は後から端材で塞ぐこともできますが…。

自作のドアの蝶番を外側につけた
蝶番部分の合板くり抜きのアップ。左側がドアで、手前に開きます。
上のパワポの図とは左右が反転してます…。

蝶番のつけ方と種類について

蝶番(ちょうつがい とも読むらしい)はドアや窓を開け閉めする際に支点になる金具のことです。ドアのつけ方や重さによって必要な強度や種類、つける個数が変わります。金具がドア枠用とドア本体用で分解できる便利なタイプなどもあります。その分、値段も差があって難しいです(貧乏人感)。あと、ドアは重いですし、一人作業だと手が二本しかないので、施工方法が限られます。先に検討しておきましょう。
以下は私のやり方。

蝶番の背押し
蝶番の出っ張ってる部分が背押し(Ω←この丸い部分)
蝶番のつけ方
左から順に1.ドアの外枠 2.ドア枠(パネルの枠材) 3.結合した隣のパネル(90度横向きで固定)
カッターで背押しが入る部分(1と2の間)を削り取った。
蝶番のつけ方
下書き線の部分に蝶番をつけた。背押しの出っ張りは溝に入っている。
この後、切った合板を左に張ると冒頭の画像の状態になる。

蝶番は普通、ドア本体とドア枠の間につけるので、ドアが閉まった状態では見えなくなってスマートな感じです。みんなのおうちのドアで確認してね。私はあまり深く考えず、大きな背押しのついた蝶番(安くて強度がある)を買ってしまったので、普通のつけ方をするには、ドア枠に掘り込みを入れる必要がありました。
でも掘り込みってめんどくさいし、ダイソーで彫刻刀を探したけど売ってなかったし、大工用のノミは高い…。悩んだ結果、男らしく防音室の外側に蝶番を付けました。このやり方なら枠の角を背押しの厚み分カッターで削るだけでいいし、ドアをドア枠に入れた状態で作業でき、ドアの重さを枠に預けられるので、両手がフリーになってねじ止めが楽です。

自作防音室のドア 外観
完成品がこちら。蝶番の存在感w
合板は片面に色々印字してあるので、面と上下をよく考えて張らないとこうなる。

長くなったのでいったん区切ります。記事にすると短いですが、めちゃくちゃ時間かけて書いてます… なおこのブログ見てくれてる人はほとんどいない模様。 ぴえん

次回の設計編4では、窓と配線用の穴の作り方について説明します。戸当りとD字パッキンの写真も出てきます。こちらのリンクからどうぞ。

2畳で6万円 自作防音室の作り方 設計編4 窓と配線穴
前回の設計編3ではドアが入る壁パネルの作り方を説明しました。今回の設計編4は窓と配線用の穴がある壁パネルの作り方です。窓は絶対必要ではないので、つけたい人だけつけてください。防音室内で過ごす時間が長い人はあると便利だよ~。...
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