2畳で6万円 自作防音室の作り方 はじめに

はじめに

このブログでは私が作った防音室の作り方を公開します。ネット上に色々な作り方が公開されてると思いますが、私の作り方だと安い割には重くてでかくて強度が高い感じになると思います。強度が高いので、作った後で防音性に不満があれば、外壁や内壁を追加したりできるので、自由度が高いとも言えます。
予算は工具も含めて6万円位です。ただ、床と内壁は作っていないので、別予算とします。

自作防音室 配信スタジオ
2畳なので中で普通に寝られる広さです。

今後の更新内容

はじめに←今ココ 防音室を自作する上での注意点、メリット
設計編(計6回) ツーバイフォー工法の基本や、設計思想、具体的な作り方
買い出し編    ホムセンで買った工具と材料、木材の買い方・運び方
製作編(数回)  実際に作ったところを紹介
感想       完走した感想
失敗談や改善点  買ったけど役に立たなかった戦犯工具たちも晒します

もし余裕があれば、騒音計で防音性能を検証したり、ミニマリストじゃない方に向けて、小型化したものを提案したいと思っています。

忙しい人向け
時間のない方や防音室の作り方をサクッと知りたい方は製作編から見てもらうといいと思います。写真多めで分かりやすいです。こちらのリンクからどうぞ。

2畳で6万円 自作防音室の作り方 製作編1
前回の買い出し編では買ってきた工具と材料を紹介して、総工費を計算しました。まだ読んでいない方はこちらのリンクからどうぞ。今回から製作編1ということで、実際に防音室を作っていきます。材料の搬入が終わったところからスタートです。...

自作防音室の注意点

まず第一に自己責任でやってください。このブログのせいで、何らかの不都合や不利益、損失等が生じたとしても責任は負いかねます。

材料の搬入

自作防音室の材料
最初に買った材料 ツーバイフォー材が40本くらい。合板は12㎜厚を10枚。全部で250キロ近くありそう

上の画像が最初にホムセンで買った材料です。後でほんの少し買い足します。私は自分の軽トラで運びましたが、車をお餅でない方は通販で買うか、ホムセンでトラックを借りて運びましょう。
ツーバイ材は一本3キロくらい、合板は一枚10キロちょっとあります。長さが1.8メートルあるので、重心が遠くなるせいか、手に持つと重く感じます。搬入の際は部屋の壁紙や照明、家具などに傷をつけないように注意しましょう。

段ボールの中身は床の保護と防音のために買ったタイルカーペットです。オフィスの床によく敷いてあるあれです。頭のいい人は材料の搬入前に床に敷くんでしょうね…。

騒音と振動

木材に釘を打ったり、インパクトドライバーを使用したりすると、結構うるさいです。管理人さんや周囲の住人にはあらかじめご挨拶しておいたほうがいいかもしれません。

製作時間

私は在宅自営業なので、平日の昼間を中心に一人で休みながらちょこちょこやりました。DIYは完全に初心者だったので、特に騒音の出るような作業が15時間くらい。あまり音の出ない作業で25時間くらいはかかりました。
急いで作ろうとするとミスりやすくなり、その修正作業にかえって時間がかかるので、のんびりやった方がいいです。肉体的にも結構疲れます。

設置場所/作業場所

今回私が作ったものは外寸で1.9メートル四方くらいあります。指を鳴らせば完成品が室内にパッ!と魔法のように出現するわけではないので、組み立て前の材料や完成前のパーツを保管する場所が必要です。
私は6畳の部屋をほぼ空っぽにして作業したので、そんなに苦労はしませんでした。

忘れがちなのが居室やクローゼットのドアを開閉するためのスペースとかですね。防音室のせいで日常生活に支障が出ないように…。エアコンや照明器具も意外と出っ張っていて邪魔です。照明は先に外しておくと壊さずに済みますね。

引っ越し

引っ越しはあまり考えたくありません。私はミニマリストなので防音室以外は楽勝なんですが…。頻繁に転勤とかがある方は厳しいと思います。
後で詳しく書きますが、ツーバイフォー工法は壁や床パネルを何枚か作ってパネル同士を結合する工法です。大きな掃き出し窓がある一階にお住まいの方で、各パネルを分解せずに、人手を使ってパネル単位で搬出入できる環境なら、引っ越しもそこまで苦ではないかもしれません。

処分方法

ずっと使い続けるのが一番いいです。もし処分するならの話です。

欲しい(材料や燃料でも可)という人にあげたり、売れればいいんですが。解体して捨てる場合、木材は短く切ってルール上認められる範囲で少しづつゴミに出すか、自分でごみ処理場に運ぶことになります。有料です(重さ10キロあたり200円とか)。

吸音材にグラスウールやロックウールを使う場合、買う前にお住まいの自治体や処分場に廃棄方法を確認しておいた方がいいです。HPに書いてあります。業者に頼んで処分すると、意外と費用がかかります。私の自治体では、少量なら自分で処分場に持ち込めば通常料金でOKとのことでした。

プラスチック系や自然素材等で捨てやすい吸音材・断熱材はめちゃくちゃ高いです。安価な面材にせっこうボードがありますが、これも廃棄が大変そうなので今回は構造用合板を使いました。

防音室を仕事で使う場合、木材は産業性一般廃棄物になりますが、断熱材は産廃でしょう。
私の場合はギターを辞めることは絶対にないので、捨てる心配もフヨウです。

グラスウール断熱材 膨らむ
グラスウール アクリアマット10K

重量とおうちの耐荷重

住宅には法律で決められた重さの許容範囲があるようです。木造だと1平方メートルあたり180キロまでは耐えられるとかなんとか。防音性を上げようと分厚い金属板やコンクリートブロックを入れたり、面積の小さい防音室に合板を何枚も重ね張りしたりしなければ大丈夫だと思いますが、自己責任でやってください。

空調・配線・照明

防音室を締め切った状態で水蒸気が発生するようなこと(料理やストーブなどの使用)をすると、結露やカビが生える可能性もあります。換気と夏の暑さ対策を兼ねて、2か所以上に開口部を設けるか、換気扇を設置するのもいいと思います。

冷蔵庫をお持ちの方はペットボトルとかで作った氷を防音室内に置いて、扇風機で風を当てればかなり涼しいと思います。ボトルに結露するから湿度も下がるし。あとは、バケツに水張って足を突っ込むとかねw

配線は壁に小さい穴をあけて通してもいいし、スイッチボックスやコンセントボックスを自作するのもいいかも。照明はLEDのクリップライトがおすすめ。

自作防音室のメリット

作るのが楽しい

私はDIYを本格的にやったのは初めてでしたが、設計から完成までのトライ&エラーがめちゃくちゃ面白かったです。釘やネジを打つのもストレス解消になります。就活してた時、志望理由に「モノづくりに興味があり…」などと供述してましたが、モノづくりの本当の楽しさが分かった気がします。これからも色々挑戦してみたくなりました。

快適・色々使えて便利

防音室自体もすごく気に入っています。外から入ってくる騒音も自分が出す騒音も軽減してくれるので色々と助かります。断熱材入りなので冬は暖かく過ごせそうです。
賃貸でも持ち家でも壁に釘やネジ、化粧板などを打つのは躊躇われますが、防音室なら好きにカスタマイズできます。ギターやマイク、カメラなどを壁や天井から吊るしたり、有孔ボードを内側に張って、本格的な音楽スタジオのように仕上げても楽しそう。配信や動画制作などをされる方はグリーンバックも簡単に作れます。

さいごに

防音室の自作は色々とハードルはありますが、買うと高い防音室が安く手に入りますので、ぜひ挑戦してみて下さい。しかも楽しいです。
次回の設計編1に続きます。求める防音性能や工法、どんな防音室にするかを検討していきます。こちらのリンクからどうぞ。

2畳で6万円 自作防音室の作り方 設計編1 工法、材料
前回の「はじめに編」がまだの方は、そちらからご覧ください。こちらのリンクからどうぞ。では設計編1の始まりです。まずはどんな防音室にするか決めていきます。ギターの練習に何デシベルの防音性能が必要か?私は座って弾く...

忙しい方は先ほども紹介した製作編がおすすめ。

2畳で6万円 自作防音室の作り方 製作編1
前回の買い出し編では買ってきた工具と材料を紹介して、総工費を計算しました。まだ読んでいない方はこちらのリンクからどうぞ。今回から製作編1ということで、実際に防音室を作っていきます。材料の搬入が終わったところからスタートです。...
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